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代表挨拶
名倉ジャズダンススタジオ 代表
名倉加代子 NAKURA Kayoko
私が創り出す作品を理解し、それを的確に表現してくれる、そんなダンサーを育てたい、そして、1日のなかで少しでも長くレッスン着を身につけ、踊りに接する時間を多くしたい!最初はそんな思いから、“教え”を始めました。4~5人から始まったクラスは、ダンサーのほか、歌手、役者、タレント、モデルなど、実に個性的なメンバーが集まってきました。表現者にとって、いかに“個性”というものが大切かを実感させられました。教えることは教わることでもあります。
幼少の頃に児童舞踊、そしてバレエに出逢い夢中になりました。テレビ放送が始まってまもなく、まだ白黒で生放送の時代から、様々な番組でダンサーとして第一線で踊り続け、やがて振付にも携わるようなりました。多くの素晴らしい方々との出会いがあり、そしてその時代の最先端の物事に触れる状況に身を置くことができました。こういった環境が、その後の仕事に繋がっていきました。
また、ニューヨークを度々訪れ、多くのジャズレッスンを受け、バレエ以外にも、モダン、パントマイムなどさまざま習得しました。
これら全ての経験に私自身の表現が加わり、ダイナミックでシャープ、スタイリッシュでエレガントと言っていただける“名倉ジャズ”が出来上がりました。
今では、カンパニーメンバーも70人ほどになり、私の描くダンスに挑戦してくれています。作品を創るにあたっては、ジャズ、クラシック、タンゴなど、音楽はジャンルを問いません。そして当然のことながら、ジャズダンスは“ジャズという音楽を一番的確に表現できる要素をもったダンス”でもあるので、その部分の追求は果てしなく続くことでしょう。時代が変わっても色あせない作品創り、これが私の理想です。
さて、舞踊歴60年を迎えた今思うこと……踊りを生活の中に取り入れることで、1人でも多くの方に活気ある豊かな毎日を過ごしていただきたい!平均年齢60代の、シニアクラスに通ってこられる皆様のイキイキとしたお顔を拝見するにつけ、その思いを強くしています。貴方の一歩をぜひ稽古場へ!
名倉加代子プロフィール
新潟県生まれ。福井県立藤島高等学校卒業後、NTV「光子の窓」でデビュー。
その後独立、「スタジオNo.1ダンサーズ」の一員として、TV、舞台各方面で活躍する。
1969年、渡米。その後、TBS「サウンド・イン“S”」ではダンサー兼振付を担当。その振付の斬新さは注目を浴びる。
1970年に「名倉ジャズダンススタジオ」を主宰、後進の指導にあたる一方、数多くの舞台・TVなどの振付を手掛ける。
1995年、NHK趣味百科「魅惑のジャズダンス」で講師をつとめる。
また、1996年には、ミュージカル「シェルブールの雨傘」で、振付と共に初めて演出を手掛け、好評を博す。
2020年、舞踊生活60周年を迎える。2023年、第71回「舞踊芸術賞」(東京新聞制定)受賞。
著書に『名倉加代子のジャズダンスレッスン』(講談社)、『踊りつづけて』(佼成出版社)、『「若く」見える!老けない習慣』(PHP研究所)などがある。
主な振付作品:
ミュージカル「アニー」「ガイズ&ドールズ」「大草原の小さな家」「心を繋ぐ6ペンス」「少年隊プレイゾーン」「森は生きている」「美空ひばり物語」「越路吹雪物語」「蜘蛛女のキス」「ガブリエル・シャネル」「絹の靴下」などのほかに、宝塚歌劇団、OSK日本歌劇団、熊川哲也「メイド イン ロンドン」「Kバレエカンパニー ジャパンツアー」、スタジオ公演「Can’t Stop Dancin’」「Spark×Spark」などの舞台、五木ひろし、八代亜紀ほか数多くのコンサート、TV、イベント、CMほか